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今日はCharlie Haden "Land of the Sun"
このアルバム、大好き。まったりと、物思いにふけるのに最適。オススメです。 この、おと風景に描かれているのは、南米の黄昏時かな。 行ったこともないメキシコの片田舎、田園風景にゆったりと日が沈んでゆく。 草木が黄色に染まり、赤に染まり。次第に蒼色にとけこんで。 こういう、まだ訪れたことのない場所の、その風景を体現した音楽を聴いて「なつかしい」と思う、この感覚ってなんなんだろう。 そこにあるであろう、乾いた草の匂いや、晩餐を楽しむ人々の遠い気配や、どこからか感じる小川の湿り気や。沈んでいく夕日。 そもそも東京育ちの私が知らないはずの、身近な自然とのくらし。古来からDNAを伝ってきた記憶が、「懐かしい」と思わせているに違いない。と思うのだ。 そして同じく古来からのDNAを表現しようとしている彼らと、2008年のいま、共鳴し合う。 不思議だなー。 日本の真裏のブラジルには、「Saudade」という言葉がある。 他言語には訳し得ない、独特の言葉。彼らが一番、情感のなかで大切にしている言葉。 日本語世界の、叙情的な表現と、根本が似ているところがある。 あえて訳せば 「郷愁」 胸がきゅっとつかまれる、Ivan Linsの世界なんて、このまんま。 まだ見ぬ先祖の故郷へと、想いを馳せてみるのも。 まだ見ぬ南米の美しい風景に、想いを馳せてみるのも。 どっちも贅沢で、いいね。
by the-beat-goes-on
| 2008-01-30 04:46
| the_beat_goes_on
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