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有給消化のため、休みを取る日を決めていた。次の勤務先との打ち合わせなどが始まるのは10月の最終週になるだろう。だが最終週を全部休むわけにはいかない。分散させねば。
結局、10月3週目の真中に2連休をとることにした。 うーん、何をしよう。あれもしたいしこれもしたい。部屋と服とCDの整理したい。ジムやプールで体も動かしたい。 でもこれでは、いつものお休みと一緒だ。 そのとき、誰かが耳元で囁いた。 「そうだ、京都行こう」 一人で訪れる、秋の京都。一人で歩く、夜の花見小路。 一人で座る、龍安寺。一人で香る、嵐山。 新しいスタートを切る前に、自分に戻る場所として、秋の京都というのはもっともふさわしいように思えた。 決めたらすぐ動く。格安レートの良いホテルを探し、予約した。 前の晩、仕事が終わってから行けば、丸ニ日つかえる。一日京都、もう一日は奈良にまで足をのばしてもいいかもしれない。 紅葉にはちょっとはやいが、まあ修学旅行生がいる程度で、混んではいないだろう。 国内の一人旅ははじめて。今までする機会がなかったし、しようとする気持ちもなかった。 でもこんなにしっくりと、タイミングというのは来るものだ。 2週間後の今晩、たった一人で京都駅に降り立つことを考えただけで、ぞくぞくする。その寂しさとは、いかばかりか。そしてそれは、どれほど味わい深い旅になるだろう。 修学旅行生の集まる有名なお寺は避け、ひっそりとたたずむ古刹ばかりを巡ろうか。それとも石庭の前で、物思いに耽りながらゆったりと時間を過ごそうか。それとも…。 まるで遠足をひかえた子供のように、うきうきするのも、たまには悪くない。 ホテルに帰って、窓の外の知らない街を見下ろし、たった一人で缶ビールを飲みながら、大切な人たちを想う。実はこれ、一番好きな、旅の瞬間です。
by the-beat-goes-on
| 2005-10-04 17:36
| Daily beats
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