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10月1日土曜日。昨晩は、水木金と飲む機会があり寝不足気味だったので、昼くらいまで寝ようと思ってベッドに入った気がする。
でも起きたら9時。二度寝したくないほどの気持ちいい目覚めだったので、そのまま起きることにした。 シャワーを浴びる。母の作ってくれた野菜スープを飲み、メールをチェック。高校時代の友達からのメールに、返信。アメリカ在住の知人にも、返信。父と母がくだらないことで口論しそうになっているので仲介に入ると、母の矛先がこっちに向いた。あらあら余計なことしたかしら。逃げるように部屋に戻り、時計を見ると10時すぎ。よし、行動開始! 部屋のブラインドを開け、窓全開。軽く掃除、片付けをして、プールに行く準備。マウンテンバイクにまたがって青梅街道を疾走、途中井草八幡宮のお祭りに遭遇、露店が少し魅力的だったが振り切っていつもの上石神井プールへ向かう。 入場券を200円で買って、さ、行くぞ!と思ったときに、あることに気づく。 ゴーグルがない…。 舞台が暗転し、ベートーベンの「運命」が流れ始めるのを必死に止める。だめだめ、プラス思考、プラス思考。今日はせっかく早く起きて時間の余裕はいっぱいある。10月にしては暑い日だけど、サイクリングにはちょうどいい。これから往復して30分。行こう! かくして家までまた往復、自転車約30分。週末のノルマ、プールで1キロ。帰り自転車15分。結構いい運動。 そして帰宅し、サンドイッチとコーヒーの昼食を食べながらこの日記を書いている。 -------------------------------------------------------------------- 1年前の10月1日のこの時間。既に成田空港にいた。 ラーメン食べてたかな。 この約30年のなかで一番贅沢な旅(とはいっても金銭的には貧乏だったけど)、1ヶ月にわたる「ニューヨーク ジャズバケーション」へ向かうべく。 旅の詳細はこのブログの2004年10月をお読み頂きたい。 自分の書いたこのライブリーな文章を、勢いのある文章を読むと、またNYに行きたくてたまらなくなる。 自分は何であるか、どう生きていくべきかを知った旅だった。 NYにいる友達たちの真価を見た旅だった。 NYという街の魅力だけでなくシビアさを、肌で感じた旅だった。 この旅の余韻は、ちょうど1年後の今日まで色濃く残っている。 あの旅をもう一度しようとは思わない、というのが本音だが、人生に一度きりの素晴らしくスペシャルな体験。 1年消費しつづけても、まだ底をつかないほどのメンタルな栄養のストック。 行って良かった。 本当に、なけなしの貯金をはたいて行って良かった。 --------------------------------------------------------------- 良い出会いに恵まれることが多い。 そしてもうすぐ、仕事を変えることに伴い、多くの別れと出会いに直面するだろう。 皆、それぞれの人生のなかで、たくさんの出会いと別れを経験する。それを心に思いつつ、出会った一人一人と精一杯に接していきたいと強く思う。 それが世界のどこであれ。相手がどこの国の人であれ。一期一会は変わらない。
by the-beat-goes-on
| 2005-10-01 14:18
| Autumn in New York
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