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金曜日。辞められる上司への挨拶もそこそこに会社を飛び出す。
地下鉄は行っちゃったばかり、5分も待って次の地下鉄に乗り、有楽町についたのは7分後。 一体全体、東海道線で横浜まで行くと何分かかるかについて完全にノーアイディアだったので、とにかく焦る、焦る。横浜に着く前に銀行に行ってお金を下ろさなきゃ、トイレにも行ってコンタクト入れて、すきっ腹でビールは辛いから「めんたいマヨ」のおにぎり食べて、、、ひゃ-いっぱいすることがある!!間に合うかな、大丈夫かな。 有楽町で一度地上に出たところ、ラッキーなことに目の前に銀行。まず目的をひとつ達成する。ホームに駆け上がり、山手線と京浜東北線で、迷う。これ、新橋でおりるよりも京浜東北線で行っちゃったほうがはやいんじゃないの?だが路線図によると有楽町から横浜まで37分。横浜につくのが…18時50分くらいか。遅い、だめだ。こりゃー東海道線に賭けるしかないな。新橋でまた階段を駆け下り駆け上がり、東海道線に飛び乗る。ふう、ふう、ふう。やっと落ち着いて周りを見ると、なんだか東海道線ってレトロな雰囲気ね。そりゃ、熱海行きだもんね、こういう旅情がなきゃあね。 ふと、気がつく。あれ、ブリッツって新高島っていう駅だったよね。駅からどうやっていくんだろ。あれあれ、私、もしかして新高島まで行くことに精一杯で、すごいアホやってる。もし駅出て、道に迷ってうろうろしてるうちに始まっちゃったらどうしよ!!!落ち着け、落ち着け、こんなときこそiモードだ。便利な味方がいるじゃないか。はい、マピオン。新高島駅周辺。…。載っていない。よし、ぴあのページなら、会場案内あるだろ。…。載っていない。ちょちょちょ、大変。チケット買ったイープラスは?…。…。(汗、汗、汗) 載ってないじゃん!!!! そうこうしているうちに横浜に着いてしまった。近かった。もう、いいや。とにかく誰彼構わずみんなに聞けば、なんとかなる。 開き直ったところで、トイレに行く余裕が出てきた。みなとみらい線のトイレはとってもきれい。しかも次の各駅停車まで4分。十分だ。よし。 鏡に向かった私は、自分の状態が振り乱した髪を直し、汗をぬぐい、気持ち化粧をなおし、リラックスしちゃったみたい。ホームに降りたら、各駅停車のドアがちょうど閉まったところだった。しかも私は、一番大事なポイント=コンタクトを入れることを忘れていた。 あまりの運の悪さ、というより自分のアホさ加減に呆然とした私。まあ、いいさ。ビールと音楽がすべてを洗い流してくれるさ。 そう実は、この一人珍道中はすべてSouliveの横浜公演のためだった。 思えばこのチケットをめぐっても一騒動あった。もちろん自分が行くつもりで取ったのに、お世話になった上司の送別会がバッティングし、友達にゆずる約束をした次の日に送別会自体が一日ずれ、やっぱり自分が行くと連絡をすると友達はフジロックのチケットをこのためにキャンセルしてしまったといい、じゃあ譲ろうと思って違う用事を入れるとその友達が事故に合い行けなくなり…。 こういうことってある。さらに当日までこんなにめっちゃくちゃだと、一体これはどうしたものか、と思う。 だが、どうやらそれは最高のライブを見るための「試練」であったようだ。 BLITZは、新高島駅の目の前だった。 オールスタンディングで見るSouliveがここまでいいとは。アフターパーティーのようなプライベートな場では見たことがあったが、他はいずれもブルーノート東京で着席。全然違う、テンションが。お客さんも、彼らも。 とにかく楽しくて楽しくて、最初の30分で発泡するガソリンを4杯消費し、その後も踊りつづけ飲みつづけ飛びつづけ、連れに「お前テンション高すぎる」と多少引かれるがまったく動じず、トータル2時間半のステージをまさに全身全霊をもって楽しんだのでした。 彼らのライブを見るのは3度目だが、自分たちが一線で音楽を作っているという自負が、彼らをますますたくましくパワフルにしている感がある。ギタリストのEric KrasnoがやっているバンドLettuceからホーンセクションを二人呼び、スリーピースよりもより華のある「フジロックバージョン」のセット。 とにかくかっこよすぎであった。それに全く同年代というのが、またニクイ。 仕事が終わった後に横浜に遊びに行くことなんて初めてだったけれど、やってみれば余裕で出来るものである。 今までやってみようとしなかった、だけらしい。 十分に飲んで、十分に発散して、非常に充実した気分で幸福な眠りについた。 やっぱり音楽は、私の生きる糧にほかならない。
by the-beat-goes-on
| 2005-08-01 17:31
| the_beat_goes_on
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