以前の記事
2008年 04月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 10月 2004年 09月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
今度の土曜に行われる知人の結婚式2次会のため、BGMのセレクトをしている。
なかなか、奥が深いのだ、これが。 音楽好きなこともあり、店に入ると、かかっている音楽が気になってしょうがない。また2次会や何かのパーティーというので一体何がかかるのか、どこかで楽しみにしている部分がある。また、かかる音楽に幻滅することも一方で多い。 仮に自分のパーティーだとしたら、自分で音楽はセレクトしたいと思ってしまうタイプである。 音で空間を演出するのはとても面白い。DJまでいかなくとも、たとえばお店の雰囲気はBGMでがらりと変わってしまうものだ。いつか自分の好きな曲ばかりをかけるために自分の店を持ちたいと願うほど。ジャズ喫茶を持ってしまう店主の理論だ。多くの人にこんな音楽を知ってほしい、聞いてほしい。そのなかで楽しい時間を過ごしてほしい、というような。 BGMを任せる、と言われたときは、「よーし任せといて!いいのかけるよっ!」とノリノリだった。だが、いざ選曲を始めてみるとこれが一筋縄ではいかない。2次会というのは新郎新婦入場から始まって、たくさん、たくさんの「シーン」があるのだ。「誓いの言葉」「乾杯の音頭」「余興」「ビンゴ大会」「友人挨拶」「新郎新婦挨拶」「退場」などなど。ここで場違いな音楽がかかっては困るわけだ。誓いの言葉のときにロックがかかってはまずいわけである。 難しいのだ…。 だが、である。これがまた楽しい。ビンゴ大会のときにダレないようにするには…、とか、乾杯!のあとには一転して華やかに…、とか。勝手に私の頭の中でシーンが展開する。しまいには新郎新婦挨拶のときに、新郎本人と音楽好きな友人くらいしかわからない地味なサプライズまで用意してしまった。これでじーんときてくれたらいいな…、と。狙いが当たりますように。 また、予期せぬ展開になったときのための予備CDも十分に持っていくつもり。こう考えると、DJって荷物が多い理由がわかる。客の空気に合わせて展開させる為のレパートリーをふんだんに持ち運ぶのは、大変だろうな。今はCDだからいいけど、レコードバッグの時代を考えると…。 ま、こういうのは用意周到にこしたことはない。当日ばたばたして場違いな曲をかけないためにも、余裕を持ってやろうと思っている。 まあ、前の職場でのBGMに良いだの悪いだの勝手なことばかり言っていたが、毎日新鮮なBGMをかけることの大変さがよーくわかった。毎日閉店時がサンボーンのDreamでもいいじゃないか!と思った。 実は先週土曜、予期せぬ「朝までDJ」をやってしまった。もちろん身内ばかり、吉祥寺のある店の閉店後だったのだけれど、かけはじめると止まらない!冷静に考えると1時過ぎから4時ごろまでだから実に3時間も慣れないCD棚と格闘した。たーのしかったー! 踊ってくれる人たちもみんな反応が良くって、相当盛り上がっていたようである(私はずーっとCD棚とにらめっこしていたのであまり見ていない)。でもここで一つ思うのは、「私はみんなと一緒に盛り上がれなくて残念!」とは一切思っていないということ。 クリスマスについてのブログにも書いたが、やっぱり私は裏方にまわるのが好きなのだ」。もちろん自分が楽しむときは楽しむ。でも演出する側の楽しさを知ってしまっている部分がある。音楽もそうだがサービスもそう。みんなをもてなすのが楽しくってしょうがない。喜んでくれるのがとてもとても嬉しい。 DJというイメージって軽すぎるところがある。でも彼ら、本当に優れた彼らは、音楽の提案者としてのバイパス的役割を演じている。オタク的に音楽の深みに埋没せず、その楽しみを外に発信する術を持っている。特にミュージシャンの中でDJという存在を卑下する人たちがいるが、私は賛成できない。彼らは優れた音楽・空間プロデューサーとして捉えるべき。Gilles Petersonなんて、まさに空間を支配していたよ。 なによりも、音楽の力を信じている。 この私の選んだ曲達の力を借りて、新郎新婦はもとより来て下さる方々が、よりハッピーさを感じてくれたら良いなと思う。 その役割を終えたら、気持ちよく飲むぞー! はい、すべてはそのため。みなさんに気持ちよく飲んでもらうためにやって、 それが終わったら私の番だ。
by the-beat-goes-on
| 2005-02-21 23:03
| the_beat_goes_on
|
ファン申請 |
||