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また一人。巨星逝く。 あの大きな背中も。繊細な早弾きフレーズを繰り出すとは思えない象のような指も。 子犬のように優しいまなざしも。 もう見ることはできない。 2002年のブルーノート。 Love Balladeという曲を3度やってしまって苦笑したステージがあったっけ。 そんな記憶も、きっといつか、過去の思い出となってしまう。 ただ、ステージ横まで車いすで向かうオスカーを、嬉しくともどこか悲しげな表情で見ていた多くのお客様が、袖からふっと立ち上がり力強い足取りでピアノへ向かうオスカーへ送った、割れるような拍手。 大きな笑みで、ピアノに左手を置きながら、堂々と歓声に応える、オスカー。 まるで映画のワンシーンのような一瞬に、思わずこみ上げた熱い涙。 その涙の記憶は、思い出すたびに、未だ私の瞳を熱いもので曇らせる。 自分がその場、同じ空気を吸えたことの幸運を、胸にぎゅっと抱きしめて。 ありがとう。オスカーピーターソン。 あなたは本当の巨星でした。大きく眩しく輝く、素敵な星でした。 これまでも、これからも、誰もあなたのようなピアノ、弾けやしません。
by the-beat-goes-on
| 2007-12-25 13:17
| the_beat_goes_on
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