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ついに携帯を返してきた。
明日は東京へ戻る日である。 最後の日だからといって絶対にここに行こう!というのはもはやない。NYは歩き尽くした感がある。まあ最後に歩くならやはりビレッジ周辺か…。いや、また次回で良い。 NYはどんどんと寒くなり、売っているコートはみな裏に毛皮が張ってあるものばかり。ブーツもそう、東京で売っている冬物の一段階上をいくものが多い。秋は一瞬、気がつくともう雪がちらつき始めるシーズンだ。 火曜日はCharlie HadenのLand of the Sun。トランペット、アルト、フルート、テナーの4管にリズムセクションという大編成だが非常に静謐な音楽だった。まったく彼の作曲とアレンジメントは非常に独特な荘厳さを持ち、フレージングは日本の民謡のようなあたたかな雰囲気がある。 一人客席でずっと笑いをこらえている男がいた。彼が吹き出すたびにまわりからは針のような視線が浴びせられる。まったくつまみ出せばいいのにと思いつつ、その彼のまわりはたまたま日本人観光客で囲まれていたため注意をするものもおらず、不愉快な思いをした。 水曜日はSweet RhythmでDon Friedman。このSweet Rhythmは老舗店舗Sweet Basilの建物をそのまま利用し、今ではジャズに限らずワールドミュージックなども聞かせる面白い店となっている。 これに先立ってミッドタウンで先述のYさんのマネージャーさんと3杯ほど生ビールを飲む。彼女は私の4つ上、NYで独立し、一人でYさんと宇多田ヒカルさんなどのプロダクションを経営している。非常にパワフル、かつ聡明な魅力的な女性だ。横浜生まれで小学校2年生からNY在住、大学在学中に上智に逆留学し、卒業後は東京の音楽プロダクションに就職。2年半で辞めNYに戻ってからも音楽業界で活躍、2000年つまり28歳のときに独立している。自分の出来る範疇の仕事をきちんとこなし、それを超えることはもとからやらないという明確なスタンスのもと一人で気ままに且つプロフェッショナルに仕事をこなしている。 言いたいことをずばずばと言ってくれる。彼女と知り合ったのは仕事でだが、いい友人としてつながっていきたい一人だ。 昨日は本当ならばもう一度Charlie Hadenを見に行きたかったのだが、残念ながらソールドアウト。しょうがないかと思って代わりに見に行ったMulgrew Millerが非常によかった。こういうのは嬉しい。VibeのSteve Nelson、AsのSteve Wilson、TpのDuane Eubanks、粒ぞろいというのはこういうことを言うのだろう。 「だいたい10本くらいよ」と言われて頼んでみたChicken Wingsが概算で25本という大量で、一人で鶏の山を目の前に少々恥ずかしかった。何故にあんなに適当なことを言えるのだろうと不思議なのだが、言われた量より多ければ誰も文句は言えない。 さて、パッキングが心配の種だ。なにせスーツケースの4分の1をCDが占めている。普通に考えて全部入る訳がない。 今晩はスーツケースと格闘だ。頭が痛い。でもこれをやらねば帰れない。
by the-beat-goes-on
| 2004-10-30 05:07
| Autumn in New York
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