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20代の前半から、世界の奴隷制度とアメリカの公民権運動の歴史について断片的ではありながらもぼちぼち勉強し続けている。
動機はなんといっても、このジャズから派生する、魅力的な現代ブラック音楽の流れがどう出発したのか、彼らは今なにを感じて音楽をやっているのか、少しでも理解したく共感したく思ったから。 彼らは、自分たちの歴史に関して、積極的に語ろうとはしない。でも、重い歴史を背負い、またそれを克服してきた経過を誇りに思っているのも事実。少しそのあたりを探ると、我々日本人には利害がないからなのか、色々なことを話してくれたりするものである。 だいたい、奴隷解放と公民権運動がなければ、現代のポップミュージックやロックは生まれていない。このへん、わかっている人ってあまりいない。黒人たちが多くの精神的&肉体的犠牲を払って闘った&切り開いた結果、今の彼らの立場があるし、その恩恵をみんな受けているんだよね。自分たちの両親が生まれた時期('40~50年くらい)に、まだアメリカのほとんどの都市(特に南部)で、レストラン、トイレ、給水所、バスの座席、ホテル、すべてにおいて黒人用と白人用が分かれていた、これってすごくないか? これをみんなに知ってほしい、実感してほしい。そこから学べる人類の知恵があるから。でも、これは、小出しにしないできっちり、いつかまとめる。専門知識のない人にも、奴隷の歴史からアメリカの、そして世界の各都市の発展、そこと音楽との関連性、さらにはジャズの繁栄と平行した公民権運動の歴史。黒人差別と、アメリカ社会の現状。興味深く読める一冊の本にしてみせるからちょっと待っててね。 さて何故このブログのタイトルがキング牧師かというと、昨日、ネットサーフィンで公民権運動について調べていたら、興味深い記事に出会ったからだ。 キング牧師というと、ワシントンで25万人を前にした「I have a dream」という63年の演説で有名な、平和主義の運動家。 でも彼は実はそもそもその8年前には、有名な人でもなんでもなくて、アラバマ州モンゴメリーという都市の小さな教会のひとりの27歳の牧師であったという事実。 少しこのあたりの歴史を勉強したかたにはピンとくるだろうか。アラバマ州モンゴメリーといえば、公民権運動の発端になったローザパークスのバス事件の舞台。黒人専用席に座っていたにもかかわらず白人に席を譲るように強要された女性、ローザパークスが、運転手の命令に背き、逮捕された55年の事件である。 この逮捕に反発し、この都市ではバスボイコット運動が起こった。ここでボイコット運動の代表者とされたのが、地元にしがらみのない、小さい教会の牧師であったキング牧師なのである。 このとき、モンゴメリーにキングがいなければ、果たして公民権運動があそこまで大々的に起こっていたのか、いや、起こってはいないだろう。適切な人間が、適切な場所で、適切な役割に抜擢された瞬間であったのだと思う。 こう思うと、やはりこの世で起こっていることはすべてを必然と思わざるをえない。 そしてこの、さらなる知的興奮にくすぐられながら、更に深く、この時代の事実を追っていってみたいと思っている。 24のとき、公民権運動に関係のある主要都市を訪れたことがある。 その色濃い体験が、今の自分の仕事につながり、さらなる興味にもつながっている。 最初の最初の発端は高校の授業。やっぱ学校って大事だね。
by the-beat-goes-on
| 2007-06-29 05:09
| Daily beats
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