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一週間ぶりのお休み。久々になにも予定のない休みだったので、映画でも見るか、と、ふらっと出かけてみた。
事前に調べたところだと、お目当ての「ドリームガールズ」を新宿で上映しているところは2カ所。昔からおなじみ、歌舞伎町の東亜チェーンと、10日前オープンしたばかりの新宿バルト9(シネコン)。 この各映画館について調べてみると、なんと、満足度が雲泥の差。東亜チェーンは、5点満点中の、たったの1点(笑)、バルト9は4.75点!!! これで誰が東亜にいくかっつーの… どうやらインターネットでも席指定(ブロック)のできる予約可能。 窓口でも、席の指定ができた。後ろのほうの通路側、ちゃんと確保しましたよ。席はまったく腰が痛くならない快適なソファ。足を組んでも前の席を蹴ることはない、充分な前後スペース。 良い映画館。 だって同じ1800円ですよ!映画館業界も改革を迫られているんだなと思ったな。 ただし。ロビー階でジュースやビールや軽食が買えるが、シアターのある各階にはポップコーンしか売っていないため、ロビー階がめっちゃ混むのだ。さらに生ビールは500円…なんでも高い。この設備費をペイするためなのだろうが、申し訳ないけど今度からは外でスナックと飲み物を買って、持ち込むことにする。 さて、肝心の映画。「Dream Girls」。 いい映画でした。劇場で見て、満足して帰って来たのは何年ぶりだろう? まあ、音楽好きだからっていうのもあるんだけど… 役者が、みんないい。 ビヨンセってこんなに美しかったっけ?と思うほどに、この映画の中の彼女は美しい。艶やかで、女性の私でも惚れ込んでしまいそうな、魅力、吸い込まれそう。イイ女にならんとねー、と思わされる…笑。まだ無名なころの彼女もとてもキレイ。それが磨かれ更に更に美しくなっていく、そこの部分は見所ですね。 ジェイミーフォックスが、時に色っぽく、時に切れる男、そして時にとてつもなく悪いヤツに見える。「レイ」のあの圧倒的な演技力、さらに厚みを増したのではないか。 エディマーフィー。ネタばれにしたくないのであまり内容はいいたくないのだが、途中でいなくなったはずなのに彼の姿は色濃く脳裏に残る。ソウルフルでお茶目で、ダメな男な側面。理想と現実とビジネスの狭間で揉まれ、ドラッグに嵌っていく、もがき苦しむ男の反面。素晴らしい。 他のキャストも皆素晴らしい。特筆したいのは、C.C.White役のキース・ロビンソン。かっこ良すぎる。一見、なにも知らないおぼっちゃま、だが芯は剛健なソングライター。音楽に対する強固なソウルを持ち続ける青年。なにげに、この映画の中で一番良く書かれているのはビヨンセと、このキースの役柄ではないだろうか。 ダイアナロス&シュープリームスの実話をベースにしている、ということだったので、見に行ったのもある。てっきり、ダイアナロス=ビヨンセを核にした映画だと思っていた。ただし見終わったあとの感想は、かなり、違う。この映画の真の主役は、ジェニファーハドソン演じる、Effie Whiteである。 と思って、家に帰ってからシュープリームスの歴史と、ミュージカル版Dream Girlについて調べてみると、まさにそうであった。 そもそもシュープリームスのリードシンガーであり、一番実力がありながらダイアナロスにリードを譲らざるをえず、遅刻やわがまま、アルコールに溺れシュープリームスをクビになり、一度はシーンにカムバックするものの32歳という若さで不慮の死をとげる、フローレンス・バラッドというシンガーのエピソードを描くため、このミュージカル、映画は作られたということを知った。 映画の中のレインボーレコードは、まさに言わずと知れたモータウン。映画の中にはまさにジャクソン5みたいなグループが出てきたり、公民権運動のさなかのデトロイトの暴動が出てきたり、リアリティたっぷり。どこからどこまでが実話に基づいていて、どこからが作り話なのかさっぱりわからないくらいの完成されたストーリー。音楽好きな人なら、特にブラックミュージックが好きな人なら絶対に楽しめる映画だと思う。 とくに深くないし考えさせられるテーマを与えられる映画ではない。ただ、見ていてとても気持ちのいい映画であることは確か。映画全体に統一されたゴージャス感、というか、あでやかさを味わうなら、映画館でごらんになることをオススメする。 帰って来て、サバの味噌煮を作って、十六穀米のごはんと納豆で食べたら、もう23時半でした。こんな時間に食べるから痩せないんだよ。。。と思いつつ、今はスペインの赤ワインとフルムダンベール(ブルーチーズ♪)をお供に、シュープリームスについて調べたり、余韻に浸っています。 良い休みでした。予定を決めないで休みを迎えるっていいものですね。
by the-beat-goes-on
| 2007-02-19 01:36
| Daily beats
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