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泊めて頂いているご家族の奥様が、しみじみと言う。
「いい方で良かったわー」 何を隠そう私のことである。 毎日日の暮れる頃に家を出て行く私に「いい方」とは…と思ったが、実情は以下のようなことだった。 お友達の日本人女性で、同じようにルームシェアで旅行者や短期滞在者に部屋を貸している方がいる。泊まるのも大体日本人の若い女性である。そこでは次のような処世術講座が開かれているという。 「その土地をよく知るには現地のボーイフレンドを作らなきゃダメよ。」 「住みたいのならそのボーイフレンドと結婚しなさい。」 ご本人もこちらの男性と結婚した方だとのこと、まあ一番簡単な永住権の取得方法であることには間違いない。 その人が正しい、だの悪いだのではなく、本当にそこに泊まった女の子達はそれを実践しているのだというから驚きだ。 一ヶ月、二ヶ月の短期滞在のなかでいかにボーイフレンドを見つけるか。 簡単だ。ナンパされるのを待っていればいいだけである。 ナンパされ、その男の家に転がり込み、結婚を迫り、ということをしている日本人女性がいかに多いかという話を、信じたくない気持ちで聞いていた。 別に良い、本人の自由である。 だが大して好きでもない人と結婚して(まあ結婚するまでには好きだと思い込ませるんだろうが)、NYにいて、何をする? 言葉も出ない。情けない限りだ。 家田荘子の小説が話題になってから早15年ほど経っているだろうか、日本人女性は未だにイエローキャブと思われて仕方のないことをしているらしい。 長期滞在者の中では、「最近の女の子ってすごいねえ」と話題になっているそうである。いやはや何とも恐ろしい話。 人間の幸せって何だろうか。豊かさって何だろうか。 首をひねって考える今日この頃である。
by the-beat-goes-on
| 2004-10-13 06:42
| Autumn in New York
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