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全く毛色の違う4つのライブを二晩で見た。
まずはRAY BROWN TRIBUTE と題されたJAY LEONHART / CHRISTIAN MCBRIDEのダブルヘッダーコンサート。NYでは初めて、ホールでジャズを聴いた。 Jay LeonhartはRayの愛弟子。実力と愛嬌が混在するエンターテイメントジャズをベースとボーカルでしっかり見せる。 Christianはジャズの申し子だ。彼の演奏を聴きたくて、行った。メンバーは天才児(もはや「児」ではないか)Geoff Keezer(p)、売れっ子かつ超実力派のGreg Hutchinson(ds)。文句無し。極上のジャズを聴かせてくれた。 彼らのような新世代が中堅どころとなった現在、数々の新しい試みをしながらも年配のジャズファンにスタンディングオベーションを浴びているうちは、ジャズは生きながらえるだろう。 このWヘッダーを二本と数え、三本目。Don Byron である。 Don の名前はかなり前から知ってはいたが、アルバムは一枚しか聞いたことがなかった。カテゴライズ的にはフリージャズなのか?どのへんの線引きでそうなるのかは微妙なところだが、大変興味があって、行ってみた。 メンバーはこれも革命児Jason Moranと屋台骨Billy Hartである。 Don Byronはもともとクラリネット吹きだ。だが近年レスターヤングを聞いて目覚め、友達に貸していたテナーサックスを奪い返したそうだ。 演奏はというと、これもまた素晴らしかった。特にピアノのJason。 ピカソを音楽にしたような感じだ。まさに自由。これが私と同い年なんだからなあ…。 素晴らしかった素晴らしかったと毎日書いている気がするが、これは平坦な言葉過ぎるかもしれない。 正確には「音楽にすべてを持って行かれた」状況が毎日続いている。 最後にジャムバンドである。 トライベッカにあるライブハウスでSouliveにも在籍していたことのあるSam Kiningerを見てきた。ドラマーはJohn Scofieldバンドでその才能を世界に知らしめた、Adam Deitch。ほかのメンバーも基本的にLettuceより。 Adam Deitchはスゴイ。オリジナリティ、テクニック、パワー、どれをとっても天下一品。人力ドラムンベースの本当のフラッグシップと言えるだろう。聞いたことがない方は、是非お聞き願いたい。 この連中は本当に心から音楽を楽しんでいる感じがすばらしい。 音楽と生活が核の部分で一体化している。そして、壁がない。 シーンとしても一番勢いがあるのではないだろうか。客層も若者がほとんどだった。 ジャンル分けというもの自体にあまり意味があるとは思わないが、私はジャズとその周辺にあるものがたまらなく好きだ。人間の泥臭さ、弱さも全部含めた音しか出てこない。それが好きだ。 世界の28歳の女性のなかで、間違いなく私はジャズ好きナンバーワンだろうな、と、Christianトリオを聞きながら確信した。
by the-beat-goes-on
| 2004-10-09 23:38
| Autumn in New York
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