以前の記事
2008年 04月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 10月 2004年 09月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
タイトルだけ見るとホストクラブにはまってる中年女性のブログみたいね(笑)
一応、下のと続きものってことで、このタイトル、お許し。 BN時代の友達、ていうか同期、ていうか戦友、シンジがアメリカから帰ってきた。 渡米したいしたいずーっと言いながら行かない私とは対照的に、彼は退職する直前まで社員になるか就職するか悩んでいると思ったら、ロスでの仕事がタイミングよく舞い込み、辞めてすぐアメリカに行ってしまった。 入った時期、辞めた時期共にほぼ同じ。楽しいことも辛いことも、ダメな自分もダメな相手も、反面お互いのいいところも見てきた。他数名の同期と一緒に、共に3年という時期を悩みながら過ごし、皆が人間的に非常に成長した。 高校も大学も出た人間の、第二の第三の人間教育の場であり、道場であった。 シンジとまーくんは、当初は相当ダメダメだった。すべてを斜から見ているようなしらけた感じで、文句ばかり言っている印象があった。こいつら、付き合いづらいな、と正直思っていたものだ。 あるきっかけをもって、彼らはがらっと変わった。年齢的なものもあったのかもしれない。それと同時に仕事上でも責任のある立場に立つようになり、必然的に私のポジションとの絡みも多くなった。表の責任者、まーくん。裏の責任者、シンジ。アーティスト関係の責任者、私。最後の1年半は、彼らなくして私の仕事はなかった。お互いがお互いを認め、助け合いリスペクトし、言葉少なにも絶対的な信頼を置いていた。 シンジは言葉で表現することに出会い、まーくんは太鼓で表現することに出会い、それぞれに希望と寂しさを感じながら私たちは旅立った。 彼はアメリカで、相当苦しみ、悩み、ときには叫びに似たメールを書いてきた。 辛かった、と本人も言っていた。閉塞的な日本人コミュニティに対する疑問。言いたいことをぶつけ難い言葉の壁。海と自然に囲まれながら感じる孤独。 もちろん若いこの時期にそういった経験を得ることが出来たのは、彼にとって大きな財産となるだろうし、そのなかで彼が考え気づいたことは、今後の人生のなかでの背骨となり核となるだろう。 そんな彼のお帰りパーティーが、懐かしいメンバーとともに開かれた。 恵比寿のとあるデザイナーズ・ダイニングバー。ここで働いているサンちゃん。辞めてからほとんど会っていない、本当に久々の、同い年の彼。インドと日本のハーフで、目が大きく彫りが深い。よくお客さんから電話番号とかお手紙とかもらっていたなあ。マインドは本当に優しい、暖かい、心の大きい明るい男。7月にハワイにて結婚式を挙げたそうだ。おめでとう、サンちゃん。奥さん大事にしなきゃだめだよ。 もうひとり、ゴーくんは、一つ下。当時は「俳優志望」であったのだが今では正真正銘の「俳優」とよんでいいだろう。背の高い、いかにも九州の朴訥な男。 一度、成田空港から新宿までのリムジンバスに乗ったところ、すべての座席の後ろの広告にゴーくんが。あれはさすがに参った。右を見ても左を見てもゴーくんばっかりなんだもん。笑うしかなかった。 実は私がBNに入った日、一番最初に声をかけたのはゴーくんであった。約一年で辞めてしまったけれど、あの柔らかくかつ聡明な物腰と癒し系の笑顔に助けられたことがどれだけあったか。そんな独自の空気は、俳優業のなかでも確実に生きていくと確信する。 このメンバー、当時、お客さんがはけてから最後の締めまでをやるシフトの仲間であった。いつも休憩と称して、うだうだタバコ吸いジュース飲みながら、15分くらいバカ話をしていたあの時間。神経のすり減る瞬間ばかりの日常のなかで、あの時間がいかに大切だったか、楽しかったか。 そんな私たちが、同じ巣を旅立ち、一人一人自分の歩むべき別々の道を模索しながら、ふっと集まってピカソの話をしたりする。 何を思うって、こんな友達がいて最高に嬉しいよ、と。 何年会っていなくても、そんな時の隔たりなど会ってしまえば一瞬で崩れ落ちる。 そして別れる時には、きみたち、次に会う時はさらにイイ男になっててよ、絶対つまらないヤツにはなるなよ(もう大丈夫と思うけど)、と心の中で願っている。 みんな、最高だよ。 これからもよろしくね。 私も頑張る、って思わされたよ。ありがとう。
by the-beat-goes-on
| 2005-08-30 22:57
| Daily beats
|
ファン申請 |
||